ではそもそも「原油価格の高騰」は何故起こり、現在どのようになっているのでしょう?
“第三次石油危機”最近の原油価格の高騰はこのように呼ばれることがあります。「第一次」は1973年に起きた、通称「オイルショック」、知っている人も多いでしょう。「第二次」とされているのは、1978年の「イラン革命」、1980年のイラン・イラク戦争を指しています。
原油高騰の被害は日本だけではなく世界規模になっています。車やバイクなどのガソリンに関しても日本よりも高い国もあるのです。
原油の価格は市場経済での「需要と供給」のバランスを見て決定されます。「需要」では世界的な景気動向、ガソリン・プラスチックなどの石油製品の動きを見ています。「供給」としては産油国の供給に関係する「戦争・内戦」などによる減産や油田の開発などの影響を考えています。
原油価格高騰は原油の消費国では「オイルショック」という混乱状態を招きますが、産油国では逆に原油が高く売れるので経済的に好調となります。なんだか皮肉な話であると思うのは、やはり日本が「原油の消費国」だからでしょう。
原油価格高騰の影響は、工業・運輸・農林水産業など様々な分野に打撃を与えます。原油だけではなくて「石炭」「天然ガス」の価格も原油高高騰の影響で上昇してしまうのです。工業・運輸・農林水産業ではまだ原油に頼っている部分が多すぎるので、穀物の価格や金属の価格などの高騰も同時に引き起こしてしまい「原油高高騰」の問題は深刻化していくのです。